変動製造マージンとは、直接原価計算の損益計算書において、売上高から変動売上原価を差し引いて算定される利益をいいます。
直接原価計算では、変動費のみを製品原価として集計し、固定費は毎月の発生金額をそのまま費用として取り扱うことになります(期間原価・期間費用)。
変動費と固定費の扱いが異なるため、直接原価計算の損益計算書では以下のように変動費と固定費とをそれぞれ区分して表示することになります。
直接原価計算の損益計算書では、売上高からまず変動売上原価を差し引くことになりますが、この売上高から変動売上原価を差し引いて算出される損益を変動製造マージンといいます。
上記の損益計算書で見た場合、売上高30,400円から変動売上原価21,600円を差し引いた9,120円が変動製造マージンとなります。
(関連項目)
貢献利益とは(直接原価計算)