カテゴリー別アーカイブ: 総合原価計算

異常仕損・異常減損の処理方法(総合原価計算)

仕損(失敗品など)・減損(原料の蒸発や飛散による目減り分など)は通常の製造工程においては必ず一定の割合で発生するものですが、たとえば災害などで製造中の製品が大量に焼失したり、あるいは地震などで燃料が大量に流出してしまったりすることがあるかもしれません。
このように、何らかの理由で通常生ずる程度の範囲を超えて発生した仕損や減損を異常仕損異常減損といいます。 続きを読む

正常仕損と異常仕損の基礎

1.正常仕損と異常仕損の違い

仕損や減損は製造過程で生じる失敗品や原料の目減り分を言いますが、実際問題として製品を大量生産するような工場では、どれだけ失敗品が出ないように注意したとしても必ず何%かの確率で失敗品や不具合品などが生じてしまいます。また原料の一部が蒸発や飛散・ガス化などすることなどは避けようがありません。
このように通常の製造過程で生じることが予想される程度の仕損や減損を『正常仕損』や『正常減損』などといいます続きを読む

仕損と減損との違い(基本)

1.仕損とは

製品は様々な工程や作業を経て製造されるものですが、作業を続ける過程で失敗や不具合が生じたり、規格を満たさない製品ができてしまったりすることがあります。 続きを読む

等級別総合原価計算の基礎

1.等級別総合原価計算とは

等級別総合原価計算とは、同一工程において、カタチや大きさなどは異なるが同種の製品を連続生産する場合に適用される原価計算を言います(原価計算基準 二二 等級別総合原価計算参照)。 続きを読む