製品が完成した時の処理(個別原価計算)

個別原価計算においては、各製品(指図書)ごとに発生した原価を指図書別原価計算表に集計し、各製品の原価を算定します。

指図書別原価計算表には一番下に備考欄があり、この備考欄には各製品の月末における状態を記入します。すなわち、当月に完成した製品は「完成」と記入し、未だ製造中の製品は「仕掛中」「製造中」「未完成」などと記入します。
上記の指図書別原価計算表では指図書1(たんす)は当月中に完成し、指図書2(本棚)は月末時点において未だに製造中であることを表しています。

工業簿記においては、完成した製品の原価は『仕掛品』勘定の貸方から『製品』勘定の借方へと振り替えますので、上記の指図書1(たんす)に集計された原価を『仕掛品』勘定の貸方から『製品』勘定の借方へと振り替え、未だ製造工程にある指図書2(本棚)に集計された原価を『仕掛品』仕掛品勘定において翌月に繰り越す処理を行うことになります。

(関連項目)
直接費の賦課と原価計算表記入(個別原価計算)の基礎
製造間接費の配賦と原価計算表(個別原価計算)の基礎

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